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2006年9月14日
株式会社タムロン

望遠側を250mmに拡張した、同クラス世界最大(*1)のズーム倍率13.9倍
デジタル一眼レフカメラ(APS-Cサイズ相当)専用
軽量・コンパクトな究極の超高倍率ズームを、フォトキナ2006にて開発発表
AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro (Model A18)
新開発

株式会社タムロン(代表取締役社長:小野守男、本社:さいたま市)は、ドイツ:ケルン市にて行なわれるフォトキナ2006にて、APS-Cサイズ相当(*2)デジタル一眼レフカメラ専用の軽量・コンパクトな超高倍率ズームレンズ、
『AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro』 (Model A18)
を、開発発表いたします。

AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro (Model A18)

『AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro (Model A18)』 は、『高倍率ズームレンズのパイオニア』であるタムロンの技術力を最大限に発揮し、同クラス世界最大のズーム倍率(*1)13.9倍、高倍率ズームレンズとしての商品性をさらに高めた、究極の超高倍率ズームレンズです。
(*1) 同クラス世界最大のズーム倍率=APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ専用レンズにおいて。2006年9月現在。当社調べによります。
(*2) 以下、「APS-Cサイズ相当」を省略します。
市場でご好評を頂いているデジタル一眼レフ専用・超高倍率ズーム「AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD Aspherical [IF] Macro (Model A14)」のコンセプトを受け継ぎ、サイズの大型化をできるだけ抑えながら、望遠側の焦点距離を250mmにまで拡張したほか、さらなる画質の向上をも目指しました。「AF18-200mm XR Di II (Model A14)」に比べ、最大径で約φ0.2mm、全長で約0.6mmのサイズアップに抑えながら、同クラスで世界最大(*1)のズーム倍率13.9倍を達成し、35mm判フィルムカメラ用レンズ換算で、焦点距離388mm相当の超望遠レンズの画角(対角画角6°23′)が得られます。
(参考1) 当社の現行の最大ズーム倍率機種は、11.1倍のAF18-200mm Di II (Model A14)です。
広角側が18mm(35mm判換算で焦点距離約28mm相当の画角)から始まるデジタル一眼レフカメラ専用のズームレンズとしては市場で最長の焦点距離250mmを持ち、これまでの200mmまでの高倍率ズームとは次元を異にする、圧倒的な望遠描写をもたらします。デジタル・フィルム兼用のAF28-300mm Di (Model A061)で300mmの望遠域をお使いいただいていたお客様にも、充分にご納得いただける望遠効果が得られます。
(参考2) Di II (Digitally integrated design)=デジタル一眼レフカメラ(APS-サイズ相当)専用レンズで、デジタルカメラの特性に配慮した光学設計を採用しています。撮像素子サイズがAPS-Cサイズ相当より大きいデジタル一眼レフカメラや、 35mmフィルム(銀塩)一眼レフにはご使用いただけません。
(参考3) タムロンの35mm判画角に相当する焦点距離の換算値は、1.55倍です。


 特長
1.同クラスで世界最大のズーム比「13.9倍」。使いやすい広角28mm~超望遠388mm相当の画角(35mm判換算)を達成しています
タムロンがオリジナルで開拓してきた高倍率ズームのコンセプトは、「広角も望遠も一本だけでOK」という非常にシンプルな、ユーザー様のご要望にお応えするものです。タムロンはこの原点を常に見据え、ズームの高倍率化に取り組んできました。『デジタル一眼レフカメラ専用設計とすることにより、ワイド側の短焦点化を達成しながら、どこまで望遠側を拡張できるか?』 その自らへの問いかけが、今、世界最大のズーム倍率13.9倍を持つ超高倍率ズームレンズModel A18として実現しました。
つい数年前までは、「28-200mm+200-400mm」という2本のズームレンズ(*3)で実現していた「広角~超望遠」の世界が、デジタル一眼レフの世界で「一本だけ」で手軽に楽しめるようになりました。
(*3) 2000年当時。28-200mm(Model 371D)と200-400mm(Model 175D)の組み合わせ。
2.超高倍率化、小径化を達成した、「パワー配分の最適化」をめざす光学設計
望遠側の焦点距離を250mmにまで拡張するため、軸上色収差を低減するLD(異常低分散)レンズを第1群に、その他にADレンズを1枚採用。歪曲収差や球面収差を低減し、コンパクト化に寄与する複合非球面レンズ2枚を適所に採用。全4群中の第3群の光学構成を徹底的に追究し、光学構成全体のパワー配分の最適化を求めました。その結果、非点収差を中心とした諸収差を良好に補正すると共に、第1群の小径化によるコンパクト化、超高倍率化を実現した、最良の光学構成を得ています。
(参考4) 13.9倍の超高倍率ズームを実現するため、XRガラスは採用せず、光学構成全体の最適化による小型化を追求しています。
3.最短撮影距離 ズーム全域で0.45m、最大撮影倍率1:3.5を実現
デジタル一眼レフカメラ専用の高倍率ズームではトップクラスの最短撮影距離0.45mを、ズーム全域で実現しています。また、250mm側での最大撮影倍率も、クラス最高の1:3.5(*4)となります。
(*4) APS-Cサイズ相当の撮像素子は、35mm判フィルムに比べて小さいため、本レンズは、35mm判カメラで最大撮影倍率1:2.3のレンズで撮影した時に得られるのとほぼ同等の範囲(約8cm×約5.5cm)を、画面いっぱいに写し撮ることができます。
4.撮像素子に入射する光の角度を考慮した、デジタル一眼レフカメラに最適な光学設計
ズームによる収差変動の影響にも考慮し、画面中心から周辺まで撮像素子に入射する光の角度を一定の範囲内に収めるよう考慮した光学設計を採用しています。


5.高解像性能を実現
デジタル一眼レフカメラ専用のレンズとして、高解像性能、高コントラスト性能、平面性に優れた画質を実現し、さまざまな撮影シーンに対応できます。


6.徹底したゴースト・フレア対策。インターナル・サーフェイス・コーティングを採用
デジタル一眼レフカメラ特有の、ミラーボックス内の撮像素子の影響による内面反射に対処するため、レンズ面の反射を徹底的に抑えるマルチコートや、インターナル・サーフェイス・コーティング(レンズ貼り合わせ面へのコーティング)を積極的に採用しています。


7.機構的工夫により、超高倍率ながら軽量・コンパクト設計を実現
機構的な工夫により、コンパクトなボディの中に複雑な構造を納め、優れた携帯性、操作性を実現しました。AF28-300mm(Model A06)の構造を基礎に、各鏡筒部品の役割分担を見直し、積み重ねてきた複雑なメカ設計のノウハウをさらに進化させ、小型化、精密化、高倍率化を実現しています。さらに生産面においても、複雑な構造を持つ『AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro (Model A18)』の製品化のため、部品の高精度化・軽量化・強度向上など、製造技術の革新を図っています。

(参考5) 13.9倍の超高倍率ズームを実現するため、全マウント機種において「金属製マウント」を使用しています。
8.携帯に便利なズームロック機構採用
携帯時の自重落下を防止する「ズームロック機構」を搭載しています。


9.遮光性に優れた花形フードを標準装備
クリアで抜けの良い描写性能を実現するため、画角外から射し込んでくる有害な光線を画面の四角いフレームに適した効果的な形状でカットする花形フードを、付属品として標準装備します。


10.「Di II」シリーズとしての"高性能、高精密度感"を表現する、新デジタル世代レンズにマッチしたデザインを採用
  (1)   デザイン上のポイントになるリング中央部分に「TAMRONロゴ」をあしらった、ゴールド色のリングを採用。「Di II」レンズシリーズとしての視認性とデザインの向上を図りました。
(2) 鏡筒全体をおおう黒塗装に、高級感のある、繊細なシボ塗装をほどこしました。
(3) ズーム、フォーカスリングには、ご好評いただいている指に馴染み使いやすいデザイン・材質のラバーパターンを、さらに改良した新デザインを採用。操作感、カメラに装着した時の一体感に配慮しています。

■仕様
モデル名 A18
焦点距離 18-250mm
明るさ F/3.5-6.3
画角 75°33′- 6°23′(APS-Cサイズ相当)
レンズ構成 13群16枚
最短撮影距離(m) 0.45m (ズーム全域)
最大撮影倍率 1:3.5 (250mm時:最短撮影距離0.45m)
フィルターφ (mm) φ62mm
全長(mm) 84.3mm
最大径φ (mm) φ74mm
質量(g) 430g
絞り羽根 7枚
最小絞り F/22
標準付属品 花型フード
対応マウント ニコンAF-D/キヤノンAF/ソニー(コニカミノルタ)/ペンタックスAF
* 全長・質量は、ニコンAF-D用の数値です。 ※仕様は設計値