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2010年12月9日
株式会社タムロン

タムロン創業60周年記念モデル
デジタル一眼レフカメラ(APS-Cサイズ相当)専用
タムロン初のAF駆動方式『PZD』(※1)を搭載した世界最小・最軽量(※2)な「15倍」高倍率ズーム。

『18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD (Model B008)』
キヤノン用・ニコン用を新発売


総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(代表取締役社長:小野守男、本社:さいたま市)は、タムロンの一眼レフカメラ用交換レンズでは初となる新AF駆動方式「PZD(Piezo Drive)」(※1)と、評価の高い手ブレ補正機構「VC」を採用したフィルター径62mmの世界最小・最軽量(※2)な「15倍」高倍率ズームレンズを発売いたします。
18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD (Model B008) タムロン創業60周年モデル
タムロン創業60周年記念モデル

商品名 価格/発売日
18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD 
(Model B008)
キヤノン用/ニコン用
希望小売価格80,000円(税込 84,000円)
2010年12月20日(月)
[ソニー用(※3)レンズは順次発売予定]

『18-270mm F/3.5-6.3 DiII VC PZD (Model B008)』(以下『18-270mm DiII VC PZD』)は、フィルター径62mmという驚異的なコンパクト化と、質量450gの軽量化を実現した世界最小・最軽量(※2)な「15倍」高倍率ズームレンズです。AF駆動に「定在波型」超音波モーターを採用し、タムロンの一眼レフカメラ用交換レンズでは初となる新AF駆動方式「PZD(Piezo Drive)」(※1)を開発。AF駆動時の高速化と静音化を実現しました。性能面での向上を図りながらも軽量・コンパクト化を実現した高付加価値・高倍率ズームレンズです。 携帯性と操作性に優れていますので、日常のスナップはもとより、旅行・登山・スポーツなど、アクティブな撮影シーンもこれ1本で快適に撮影できます。

商品特長
  1. 高い手ブレ補正効果の新「VC」機構を搭載した、世界最小・最軽量(※2)な「15倍」高倍率ズーム

    長さ88mm X 最大径74.4mm、フィルター径62mm、質量450gの驚異的な軽量・コンパクトサイズを達成。

  2. AF駆動の高速化と静音化の実現、そしてレンズの小型化に貢献する「PZD(Piezo Drive)」(※1)を採用
  3. 最短撮影距離 ズーム全域で0.49m、最大撮影倍率1:3.8を実現

    *DiII(Digitally integrated design):デジタル一眼レフカメラ(APS-Cサイズ相当)専用レンズで、デジタルカメラの特性に配慮した光学設計を採用しています。撮像素子サイズがAPS-Cサイズ相当より大きいデジタル一眼レフカメラや、35mm判フィルム用一眼レフカメラには使用できません。

  • (※1)「PZD(Piezo Drive)」:タムロン開発の「定在波型」超音波モーター。DCモーターよりもAF駆動時のスピード、静音性に優れ、従来のリング型超音波モーターより設計自由度が高く、小型化に寄与するアクチュエーターです。
  • (※2)ズーム倍率15倍を有する一眼レフカメラ用高倍率ズームレンズにおいて。当社調べによる。2010年12月現在。
  • (※3)ソニー用はソニー製デジタル一眼レフカメラがボディ内に手ブレ補正機能を搭載しているため、手ブレ補正機構「VC」は搭載していません。ソニー用製品名はVC表記の無い『18-270mm F/3.5-6.3 DiII PZD』となります。
MTF
MTFの見方
被写体の持つコントラストを、レンズを通してどの程度忠実に再現できるかを表したのがMTF(Modulation Transfer Function)曲線図です。 MTF曲線図の10本/mm(低周波)のカーブが1に近いほどコントラストの再現性がよく、ヌケの良いレンズとなり、30本/mm(高周波)のカーブが1に近いほど解像性のよいシャープなレンズとなります。
また、画面の放射方向(サジタル・実線)と円周方向(メリジオナル・破線)によっても、カーブが異なります。
シャープで抜けがよく、画面全体で均質な性能を得るには、それぞれのカーブのバランスが取れていることが大切です。
なお、レンズ性能は、ボケ味や各種収差の状況など、MTF曲線図だけでは表せない側面もあります。MTF曲線図は、レンズ性能を表す尺度のひとつとしてご利用いただけます。
MTF
■仕様
モデル名 B008
焦点距離 18-270mm
明るさ F/3.5-6.3
画角(対角画角) 75度33分~5度55分
レンズ構成 13群16枚
最短撮影距離 0.49m
最大撮影倍率 1:3.8(f=270mm時:最短撮影距離0.49m)
フィルター径 φ62mm
長さ★1 88mm*
全長★2 96.4mm*
最大径 φ74.4mm
質量 450g*
絞り羽根 7枚
最小絞り F/22-40
標準付属品 花型フード
対応マウント キヤノン用/ニコン用/ソニー用
*長さ・全長・質量は、ニコン用の数値です。
【★1】 長さ:レンズ先端からマウント面までの距離。
【★2】 全長:レンズ先端から突出部分を含むレンズ後端部までの距離。
*仕様、外観、性能等はお断りなく変更する場合があります

「PZD(Piezo Drive)」とは
超音波モーターは作動原理の違いから、「進行波型」と「定在波型」の2つに分類されます。「進行波型」は、先般発売いたしました(70-300㎜ F/4-5.6 VC USD)に採用されているリング型超音波モーターやペンシル型超音波モーターが含まれます。今回の「PZD(Piezo Drive)」は「定在波型」超音波モーターに分類されます。「定在波型」超音波モーターの駆動原理は、まず、ピエゾ(圧電セラミック)素子に高周波電圧を加えて伸縮・屈曲させて、素子全体を定在波運動させ、素子全体をくねらせながら動かすことで、素子先端に取り付けた金属チップと呼ばれる接触面が楕円運動を描き、ローター(回転させる対象物)との摩擦によって回転運動を実現しています。利点として、一眼レフカメラ用交換レンズでは従来の超音波モーターに比べても、小型化が可能。設計自由度が高い超音波モーターです。

「VC(Vibration Compensation)」とは
3つのスチールボールを介して、3つの駆動コイルが補正レンズ「VCレンズ」を電磁的に駆動する「3コイル方式」を採用。これにより、VCレンズはボールとの接触だけで保持される構造となり、摩擦抵抗が少ない滑らかな動きを実現、「VC」特有の追従性の良い安定したファインダー像を提供しています。また、VCレンズを電気的な制御だけで並行に移動させることができるので、機械的な構造がシンプルになりレンズ本体の小型化をも可能にしました。

新「VC」機構(ムービングコイル方式)とは
従来の弊社手ブレ補正ユニット「VC」では、動く補正レンズ側に質量の重いマグネットを配置するムービングマグネット方式を採用しておりましたが、新「VC」機構では質量の軽いコイルを配置するムービングコイル方式を採用いたしました。これにより駆動系の負荷が減り、より小さなコイル、マグネットで動かすことができるようになるため、手ブレ補正ユニット全体の軽量化、コンパクト化を実現しています。

ニコン用レンズ「NII」表記廃止のお知らせ
当社初めてのAFモーター内蔵ニコン用レンズ「AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di VC(Model A20)」の発売以来、AFモーター内蔵ニコン用レンズを「NII」と表記し、従来のAFモーターを内蔵しないカプラー方式*レンズ(「N」と表記)との識別を図ってまいりました。しかしながら、今後、タムロンから新発売されるニコン用レンズはAFモーター内蔵レンズを標準としてまいりますので、「NII」の表記を取り止め、シンプルな「N」に統一させて頂きます。この表記法は「18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD(Model B008)」からとさせて頂きます。
(「N」表記でAFモーターを内蔵しないカプラー方式*のレンズは「AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di(モデルA061)」「SP AF200-500mm F/5-6.3 Di(モデル A08)」「SP AF180mm F/3.5 Di(モデル B01)」となります。)

*カプラー方式:AF駆動をカメラボディ内蔵のモーターで行う方式で、カメラからの動力をシャフトを介してレンズに伝えます。