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2012年9月13日
株式会社タムロン
タムロンの銘玉、90mmマクロレンズに
手ブレ補正機構と超音波モーターを搭載したモデルが新登場

『 SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)』

総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(代表取締役社長:小野守男、本社:さいたま市)は、35mm判フルサイズ対応の90mm等倍マクロレンズの次世代機種として、全く新しい光学系に刷新し、手ブレ補正機構「 VC 」※1)と超音波モーター「 USD 」※2)を搭載するニューモデルを開発いたしました。

発売日 2012年 年内を予定
希望小売価格 90,000円(税込 94,500円)
対応マウント キヤノン用、ニコン用、ソニー用※3)

90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)

SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)

商品特長

  • タムロン伝統の90mmマクロレンズを最新の光学設計に刷新。さらに、手ブレ補正機構「 VC 」※1)と超音波モーター「 USD 」※2)を搭載し、デジタル時代に相応しいマクロレンズとしてリニューアルしました。
  • 先進の光学設計と円形絞り※4)の採用により、タムロン90mmマクロレンズの伝統を引き継ぐ良質の「ボケ味」を実現しました。そして、特殊硝材 XLD※5)(Extra Low Dispersion)レンズ2枚、LD(Low Dispersion : 異常低分散)レンズ1枚を使用して色収差を補正するなど、諸収差を徹底補正することで解像性能が高い、シャープな画質を誇ります。
  • 新しいコーティング「 eBANDコーティング(イーバンド・コーティング)」※6)を開発し、従来のBBARコーティングよりも反射防止性能を飛躍的に向上させて、フレアー、ゴーストを大幅に抑制。クリアでヌケのよい画像を提供します。
  • 手ブレ補正機構「 VC※1)(ムービングコイル方式)」の搭載※3)で、手ブレを軽減したシャープな画質が得られます※7)
  • 超音波モーター「 USD 」※2)の採用で、素早いAF駆動とフルタイムマニュアルフォーカスを実現しました。
  • インターナル・フォーカス方式の採用により、ピント合わせによるレンズの繰り出しがないため、139mmの長いワーキングディスタンスを実現。近接撮影時に被写体との距離が保て、撮影がしやすくなります。
  • レンズ内部に水滴が浸入しにくい簡易防滴構造を採用しています。

(※1)「 VC 」(Vibration Compensation)タムロン独自開発の手ブレ補正機構。
(※2)「 USD 」(Ultrasonic Silent Drive)タムロン開発の円環型超音波モーター。 
(※3)ソニー用はソニー製デジタル一眼レフカメラがボディ内に手ブレ補正機能を搭載しているため、手ブレ補正機構 「VC」 は搭載していません。
ソニー用製品名はVC表記の無い『 SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 USD 』となります。
(※4) 絞り開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保ちます。
(※5)「 XLD 」(Extra Low Dispersion)レンズ。「 LD 」(Low Dispersion-異常低分散)レンズより、さらに色収差の補正能力が高い特殊硝材。
(※6)「 eBANDコーティング(イーバンド・コーティング)」(Extended Bandwidth & Angular-Dependency Coating)
タムロン開発のナノテクノロジーを駆使した新コーティング。
(※7)撮影距離が約3mより近くになるに従って、手ブレ補正の効果は徐々に減少していきます。

現行機のSP AF 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1(Model 272E)は好評につき、引き続き併売となります。

仕様

モデル名F004
焦点距離90mm
明るさ F/2.8
画角 (対角画角) 27度 2分 < 35mm判フルサイズ一眼レフカメラ使用時 >
17度37分 < APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ使用時 >
レンズ構成11群14枚
最短撮影距離0.3m
最大撮影倍率1:1
ワーキングディスタンス139mm
フィルター径Φ58mm
長さ★1114.5mm
全長★2122.9mm
最大径Φ76.4mm
質量550g
絞り羽根9枚(円形絞り※4)
最小絞りF/32
標準付属品 丸型フード
対応マウントキヤノン用/ニコン用/ソニー用

* 長さ・全長・質量は、ニコン用の数値です。
【★1】長さ  レンズ先端からマウント面までの距離。
【★2】全長  レンズ先端から突出部分を含むレンズ後端部までの距離。
仕様、外観、性能等はお断りなく変更する場合があります

「 VC(Vibration Compensation)」とは

タムロン独自開発の手ブレ補正機構。3つのセラミックボールを介して、3つの駆動コイルが手ブレ補正レンズ 「 VCレンズ 」を電磁的に駆動する「 3コイル方式 」を採用。これにより、「 VCレンズ 」はボールとの接触だけで保持される構造となり、摩擦抵抗が少ない滑らかな動きを実現、「 VC 」特有の追従性の良い安定したファインダー像を提供しています。また、VCレンズを電気的な制御だけで平行に移動させることができるので、機械的な構造がシンプルになりレンズ本体の小型化をも可能にしました。

新「 VC 」機構(ムービングコイル方式)

従来の弊社手ブレ補正ユニット「 VC 」では、動く補正レンズ側に質量の重いマグネットを配置するムービングマグネット方式を採用しておりましたが、新「 VC 」機構では質量の軽いコイルを配置するムービングコイル方式を採用いたしました。これにより駆動系の負荷が減り、より小さなコイル、マグネットで動かすことができるようになるため、手ブレ補正ユニット全体の軽量化、コンパクト化に寄与しています。

超音波モーターとは

超音波モーターとは「圧電素子」が組み込まれた円環状の金属リング(固定子)に人の可聴域よりも高い周波数の超音波振動を発生させ、その振動エネルギーによって、固定子に密着している金属リング(回転子)を回転させるものです。金属リング(回転子)からの回転エネルギーを伝達してフォーカス用レンズを駆動させることで、ピント合わせを行っています。

「 eBANDコーティング(イーバンド・コーティング)」(Extended Bandwidth & Angular-Dependency Coating)とは

反射防止性能を飛躍的に向上させたタムロン開発の新しいコーティングです。
可視光の波長よりも小さいナノレベル(1nmは1/1,000,000mm)の微細なナノ構造体を、高精度なマルチコーティングの表面に形成しています。

反射は、「レンズ」と「空気」の光の屈折率が異なることによって、「レンズ」と「空気」の境界面で発生します。
ナノ構造を有する反射防止膜は、屈折率の低い「空気」を活用することによって、薄膜でありながら超低屈折率を実現。「空気」との屈折率の差を小さくすることで、反射光の発生を大幅に抑制することに成功しました。
加えて、従来の 「光の干渉」原理を用いたコーティング低反射化技術、 "薄膜の表面で反射した光に、薄膜の裏面で反射し異なる位相となった光を重ねることで反射光を弱め、透過率を高める" という手法も共に用いることで、レンズ表面での反射をさらに抑制しています。

「 eBANDコーティング(イーバンド・コーティング)」は、新たに開発した超低屈折率のナノ構造膜と従来のマルチコーティング技術との融合により、飛躍的な反射防止性能を発揮します。

「 eBANDコーティング 」(Extended Bandwidth & Angular-Dependency Coating)の特長

ほぼ可視光全域において秀逸な反射防止性能を発揮します。
とりわけ低減することが難しかった、斜めから入射する光に対しても優れた反射防止性能を発揮します。

コーティング名称の「Extended Bandwidth」は、従来のBBARコーディングを超える広波長帯域での反射防止特性を有することを意味し、「Extended Angular-Dependency」は、角度依存性の大幅改善による、斜めからの入射光に対する高い反射防止特性の実現を意味しています。

「 eBANDコーティング 」はフレアー、ゴーストの原因となる光の反射を大幅に低減させることで、クリアで ヌケの良い画像を提供します。

ニコン用レンズ「NII」表記廃止のお知らせ

当社初のAFモーター内蔵ニコン用レンズ「 AF 28-300mm F/3.5-6.3 XR Di VC(Model A20)」の発売以来、AFモーター内蔵ニコン用レンズを「NII」と表記し、従来のAFモーターを内蔵しないカプラー方式レンズ (「N」と表記)との識別を図ってまいりました。しかしながら、今後、タムロンから新発売されるニコン用レンズはAFモーター内蔵レンズを標準としてまいりますので、「NII」の表記を取り止め、シンプルな「N」に統一させて頂きます。この表記法は2010年12月発売の「 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD(Model B008)」からとさせて頂いております。

<「N」表記でAFモーターを内蔵しないカプラー方式のレンズは「 SP AF200-500mm F/5-6.3 Di(Model A08)」「SP AF 180mm F/3.5 Di(Model B01)」となります。>

カプラー方式・・・AF駆動をカメラボディ内蔵のモーターで行う方式で、カメラからの動力をシャフトを介してレンズに伝えます。