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しっかり身につく「明快」レンズワーク上達講座  第8回 超高倍率ズームで砂漠の風景と人を撮る
タムロンAF18-250 mm F/3.5-6.3 Di II
超望遠側での撮影効果を活かす
250mmは超望遠の領域だ(35mm判換算で388mm相当)。画角わずか6度になる。三脚を使いしっかりとフレーミングする。地平線に姿を現したオレンジ色の太陽が白く輝きはじめた。ファインダーを覗きながらの手持ち撮影では目を痛めてしまう明るさだ。もっともNDフィルターなしの太陽の撮影は、その明るさを問わずおすすめしない。モニターで太陽の位置を確認しながらシャッターを切る。どこか違う星の景色を眺めているようなカットになった。
250mmで撮影
250mmで撮影
リビア南部アカクス山脈から昇る朝日。奇岩が連なる岩砂漠でキャンプ。このあたりには先住民が描いた牛や馬、動物たちの岩絵が残る。不毛な大地も数千年前には豊かな暮らしがあったという。
キヤノンEOS30D・タムロンAF18-250mm F/3.5-6.3 Di II(250mmで撮影/35mm判換算で388mm相当)・絞りF/8.0・1/30秒・ISO:100・WB:デイライト
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18mmで撮影
遠近感を解りやすく!スケールを写し込む
単調な景色は平面的に陥りやすい。とりわけ奇岩のような景色は、大きいのか小さいのか、よくわからない。ワイド18mmで画面いっぱいに奇岩を写し込み、空を仰ぐような構図で遠近感を強調した。まず最初に奇岩だけを撮影し、そのあと人物が奇岩との比較になるようドライバーのオマール氏に周囲を歩いてもらった。サハラツアーのスタッフはリビア南部に暮らすトァレグ族の人々。民族衣装が普段着なのでモデルとしても活躍してくれた。
18mmで撮影
風化した岩が驚くような造形を生み出していた。リビアはエジプトの西隣に位置し、南には広大なサハラ砂漠が横たわる。四季を通じて、水がある河川は皆無という乾いた大地が広がる。
キヤノンEOS30D・タムロンAF18-250mm F/3.5-6.3 Di II(18mmで撮影/35mm判換算で28mm相当)・絞りF/6.7・1/250秒・ISO:100・WB:デイライト
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超広角側でセルフポートレートを撮る
奇岩の撮影と同じワイドレンズでタテ位置構図だが、こちらは画面を上下に振ることなく、あくまで水平を保ち構図を決定。足元から伸びたかげが画面中央に真っ直ぐに続くように配置して奥行きをあたえた。
18mmで撮影
18mmで撮影
日没の撮影のため砂丘を登る途中、自分の影が長く伸びていることに気がついた。頭の丸い影は麦わら帽子。これも強い陽射しから体を守る砂漠の必需品。三脚には中判カメラを据えて影絵を楽しんだ。
キャノンEOS30D・タムロンAF18-250mm F/3.5-6.3 Di II(18mmで撮影)・絞りF/8.0・1/250秒・ISO:100・WB:デイライト
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男の自然な表情をポートレート
135mmで撮影 砂漠の民、トァレグ族のポートレート。赤いターバン以外は写らないようにズーミング。セオリーどおりのポートレレートながら、朝の強いライティングによりドキュメンタリー風の仕上がりになった。望遠側の表現では手ブレしないようにしっかりとしたフレーミングが不可欠だ。 
135mmで撮影
モデルの男性はサハラツアーのコックさん。キャンプ4日目。この頃にはスタッフとの信頼関係も築けていた。カメラを向けても意識することなく自然な表情を引き出せた。朝食の準備を終えたひととき。
キヤノンEOS30D・タムロンAF18-250mm F/3.5-6.3 Di II(135mmで撮影/35mm判換算210mm相当)・絞りF/8.0・1/125秒・ISO:100・WB:デイライト
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「砂漠の舟」ラクダを撮る
砂漠では時折ラクダの群れに出会うが、野生ではなく、それぞれに所有者がいるという。人に慣れてはいるもののラクダは気性が荒いため、あまり近づかないようにと注意された。撮影ポジションが自由にならないときはズームレンズが重宝する。相手の様子を窺いながら少しづつ間合いを詰めてゆく。
100mmで撮影
100mmで撮影
ラクダはそれぞれに表情があり見ていて飽きることがない。100mmのズーム位置で、こちらに注意を引きつけて撮影。
キヤノンEOS30D・タムロンAF18-250mm F/3.5-6.3Di II(100mmで撮影/35mm判換算155mm相当)・絞りF/8.0・1/250秒・ISO:100・WB:デイライト
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画質優先で水平を保ち、奥行きを表現
画面全体にピントが合うように絞った。ISO感度は100のまま、スローシャッターによる手ブレを防ぐため三脚にカメラを据え、しっかり水平を保ち撮影した。迷路のように続く路地は、左右の壁から奥へと伸びる奥行きが強調される。右奥のブレた人物が動きをあたえ、スナップ写真のような構図だがカッチリとした印象の写真になった。 
18mmで撮影
18mmで撮影
ガダメスの旧市街。強い陽射しを避けるためトンネルのような屋根のある路地が巡らされている。明かり取りの窓から差し込む日差しが路地をやわらかに照らし出していた。祭りは朝から昼すぎまで。午後には、街は再び静けさに包まれようとしていた。
キヤノンEOS30D・タムロンAF18-250mm F/3.5-6.3 Di II(18mmで撮影)・絞りF/8.0・1秒・ISO:100・WB:デイライト
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