川合麻紀のおしゃれなSP AF60mm F/2 Di IIマクロ撮影術  閉じる閉じる
キヤノンEOS50D・タムロン SP AF60mm F/2 Di II MACRO 1:1(Model G005)・絞り優先AE(F/2.8、1/1250秒)・+2補正・ISO400・WB:AWB
■写真A
てててて~っと小走りしたと思ったら、くるっと振り返った瞬間をキャッチしました。AIサーボAF(コンティニュアスAF)と連写の組み合わせで瞬間を捉えます。しばらく動きに合わせてシャッターボタンを半押しし続けることが大切です。

キヤノンEOS50D・タムロン SP AF60mm F/2 Di II MACRO 1:1(Model G005)・絞り優先AE(F/2.8、1/1250秒)・+2補正・ISO400・WB:AWB


こども写真のポイントとコツ
こども写真のポイントとコツ
●ふんわり写真を撮りたいなら ~ピントをあわせた部分だけをシャープにして背景はぼかしたいなら~
絞り優先AEで絞りの数値(Fの数値)を小さくしましょう。
絞りF/4を基準に、もっとボカしたいなら数値をさらに小さくしましょう。
●きれいに撮るには、明るさが大事です。
露出補正をして、見た目の明るさ、あるいはイメージの明るさで撮影しましょう。
●速い動きをぶらさず撮るには速いシャッター速度が必要です。
ISO感度は400を目安に。室内なら800を目安に。明るさに合わせてセットしましょう。
凄く速く動く場合には、シャッター速度が1/500秒以上が目安です。
●動き回るシーンなら、オートフォーカスのモードをAIサーボに設定し、連写で撮影しましょう。
こどもを撮るために、一眼レフを購入された方は結構多いと思います。いざ撮影してみると、ピントを合わせるのも、ぶらさずに撮るのも思いのほか大変です。でも、ポイントとコツをマスターすれば可愛らしいこどもの姿を写し止めることができます。


LESSON[1] 背景のぼかしは絞りの数値でコントロールしよう

こどもは、じっとしていれば簡単ですが、不規則な動きが多いので、カメラ泣かせの被写体ともいえます。とっさに動きを撮るのであれば、カメラの絵文字「スポーツ」モードを使うというのもひとつの方法です。

「スポーツ」は、シャッターを半押ししている間中、動き回る被写体にピントを合わせ続けるモードだからです。
また、動かないシーンで、背景をボカしたいなら絵文字の「ポートレート」モードを使ってもかまいません。

今回は、ステップアップとして、絞り優先AEで撮影する方法をご説明します。


写真Aは、土手で撮影したものです。それほどきれいな背景にはなりませんので、雰囲気優先ということで、背景をぼかして撮影しています。絞り優先AEにし、絞りの数値を小さく設定すると、背景をぼかすことができます。

こどもが動き続けるような場合には、AFの設定が重要で、AIサーボAF(コンティニュアスAF)にします。シャッターボタンを半押ししている間ずっと動き続ける被写体にピントをカメラが合わせてくれます。ずっと半押ししながらこどもをカメラで追いかけ続け、いいと思った瞬間にシャッターを切りましょう。


写真Bは、室内での撮影です。小さな滑り台で遊んでいて比較的動きが激しい状態でした。写真Aと同じくAFはAIサーボAF(コンティニュアスAF)に設定して撮影します。屋外よりも暗いので、シャッター速度が遅くなり、ぶれやすくなります。ISO感度をほかよりは高く設定してシャッター速度が速くなるようにしましょう。
キヤノンEOS50D・タムロン SP AF60mm F/2 Di II MACRO 1:1(Model G005)・絞り優先AE(F/4、1/90秒)・+2補正・ISO640・WB:AWB
■写真B
動きを捉えるには、ファインダーの中で常に被写体が追いかけながら、カメラを動かす必要があります。慣れれば簡単に撮れるようになります。

キヤノンEOS50D・タムロン SP AF60mm F/2 Di II MACRO 1:1(Model G005)・絞り優先AE(F/4、1/90秒)・+2補正・ISO640・WB:AWB

※写真をクリックすると拡大画像が表示されます。

LESSON [2] 光をうまく活用してこどもの可愛い姿を写し止めよう

写真Cは写真Bと同じ室内で、窓を背景に撮影しています。完全に逆光の状態です。こういう条件ではどうしても顔側が暗くなります。それを防ぐ方法のひとつには、露出補正をプラスにして明るく撮る方法があります。もし、それでも暗さが気になるようでしたら、内蔵ストボロをONにしてみましょう。手前から光を当ててあげることで、きれいに撮影できます。

写真Dのように、比較的動きの少ないシーンでは、AFのモードは「ワンショットAF(シングルAF)」でも撮影することができます。アップで撮影する場合には、目にピントを合わせられると完璧です。

キヤノンEOS50D・タムロン SP AF60mm F/2 Di II MACRO 1:1(Model G005)・絞り優先AE(F/4、1/250秒)・+2補正・ISO400・WB:AWB・内蔵ストロボ強制発光(調光補正-1)
■写真C
露出補正をして全体を明るくし、更に内蔵ストロボで光を補った例です。完全な逆光でも笑顔をきれいに捉えることができました。ストロボの光は、露出補正とは別に、調光補正することができます。今回はマイナスにして少しストロボ光を弱くしています。

キヤノンEOS50D・タムロン SP AF60mm F/2 Di II MACRO 1:1(Model G005)・絞り優先AE(F/4、1/250秒)・+2補正・ISO400・WB:AWB・内蔵ストロボ強制発光(調光補正-1)

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キヤノンEOS50D・タムロン SP AF60mm F/2 Di II MACRO 1:1(Model G005)・絞り優先AE(F/2、1/250秒)・+1.5補正・ISO800・WB:AWB
■写真D
動きが少ないシーンならむずかしくないので、じっくり撮影することができます。右側の窓から、カーテン越しの光があたっている状態です。室内でも光の向きがあるので、意識して撮影してみましょう。

キヤノンEOS50D・タムロン SP AF60mm F/2 Di II MACRO 1:1(Model G005)・絞り優先AE(F/2、1/250秒)・+1.5補正・ISO800・WB:AWB

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こども撮影は、撮影者が動きになれることが一番です。たくさん撮影しているうちに、カメラが手に馴染んでくれば、自然と上手になります。コミュニケーションを楽しみながら、いっぱい撮影してあげてください。
チェックポイント!
同じ焦点距離でも、被写体との距離の違いで雰囲気が変わります
 被写体との距離の違い
空間を広く撮影
■写真E
アップで撮影
■写真F
2枚の写真は、同じ場所で撮影したものです。1本のレンズでも、自分とこどもとの距離の違いで、大きく撮影したり、小さく撮影したりできます。

アップで撮影したものは、表情がよくわかります。(写真F

全身を入れて空間を広く撮影したもの(写真E)は、表情はわかりにくくなりますが、こどもの小ささが表現できました。サイズがわかりやすい比較物を画面に入れると小ささが際立ちます。この写真の場合には、ひまわりの花を入れています。


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第4回の講座は、「ペットの可愛いしぐさを撮る」です。