洞上選手

Interview

リオパラリンピックで金メダルを目指します。


リオの目標は、金メダルです。そのためには今から海外の強い選手と渡り合い、着実にレベルアップを図っていきたいです。自分の可能性は無限だと思います。体幹トレーニングも最近取り入れ、レース後半の疲れたときにもうひと踏ん張り出来るようになったのです。体幹トレーニング以外にも新しいトレーニング方法を取り入れ、もっと強く、もっと速くなれると思います。幸い自分は、練習環境や、周りで支援していただいている方々に恵まれています。自宅の周辺に、自転車と並走できるロードもあるし、競技場で練習もできます。何より、一緒に走ってくれる友人や支援者、専属のトレーナーの方々。こういった人たちのお蔭で毎日レベルアップしていっている自分を感じています。ですからリオでの金はもう夢ではないのです。手の届くところまで来ているのです。

こうやってリオをめざし競技生活を続けられるのも多くの方々の支えがあるからなんです。 何とかいい結果を出して、みんなに恩返しできるように毎日頑張っています。


7年後の東京、自国開催は奇跡。


自分が現役でいられるときに自国でパラリンピックが開催されるのです。それは奇跡だと思います。その時、自分は46歳になっていますが、まだやれるぞというところを見せたいですね。1年1年課題をクリアしていければ、結果はついてくると思います。自分は日本記録保持者で、他の選手からは目標となる選手になりましたが、メンタルを強く持ち、常にチャレンジャーの精神で練習にも競技にも取り組んでいきたいです。


障害者になったことで夢をもつことができた。


夢を追い続けていくことのできる自分は幸せだと思います。もし、事故で車いす生活になっていなかったら、自分はしょうもない人間になっていたのだと思います。目標もなく、夢もなく生きていましたから。車いすマラソンに出会って、笹原君、副島さん、そしてたくさんの支えていただいている人たちと出会い、夢を持つことができ、それに向かって自分はどんどん成長しているのだと思っています。


障害者も健常者も関係ない。
あるのはお互い人間だということ。


「障害者」というマイナスイメージの言葉に敏感な障害者の方もいらっしゃいます。何かしらの夢を見つけ、お互いに助け合える環境で努力して、マイナスイメージを払しょくしてほしいと思っています。

自分は、ボランティア活動もよくしています。いろいろな病院を廻って、たくさんの障害者の方々や病院の先生方に、車いす陸上の素晴らしさをお伝えしています。不幸にも小さい時に障害者になられたお子さんにも、何か夢や目標になるもとを持ってほしいと願っています。何かに打ち込むことって、本人も周りの人たちにとっても、マイナスになることはないんです。すべてプラスに働くのです。
夢や目標に向かって頑張っている姿を見てみんな幸せになれるのですから。


車いす陸上はスポーツだ。
スポーツの「想像を超えた力」を伝えていきたい。


いま日本では車いす陸上は、リハビリの一環として捉えられていて、厚生労働省の管轄です。東京オリンピックパラリンピック開催が決まり、スポーツ省ができる動きがありますが、まさに車いす陸上はスポーツなんです。

障害者に対する同情や興味本位で見のではなく、純粋に見て、そして楽しめる魅力のあるスポーツとして見てほしいですね。そこには想像を超えたスピードと躍動感、そして、目標に向かってひたむきに頑張っている姿があるのです。自分自身は競技者ですから、競技を通して、このスポーツの「想像を超えた力」を伝えていきたいと思っています。そのためには、偉大な先輩方を追っかけ、追い越して、そしていい結果を残していくこと。そして自分を追い越していく、若い車いすランナーがどんどん育っていくこと。それが自分の使命だと思って頑張っています。


終わり。

 

(2013年10月26日収録)

 

 

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