1. VC(Vibration Compensation)機構搭載により、手ブレを軽減
タムロンが独自に開発したVC(Vibration Compensation)機構は、3つのスチールボールを介して、3つの駆動コイルが補正レンズを電磁的に駆動する「3コイル方式」を採用しています。ボールの転がり摩擦だけで補正レンズを支持することにより追従性が向上し、構造もシンプルなためレンズ自体のコンパクト化が可能となっています。また、手ブレを検知するセンサーには高精度なジャイロセンサーを採用し、「32ビット RISC CPU」と組み合わせ、快適な手ブレ補正効果を発揮します。
2. 高倍率ながら、VC機構搭載と小径化を達成した優れた光学設計
28-300mmDi VCは手振れ補正機構搭載とコンパクト化を両立するため、高倍率ズームのパイオニアとしてタムロンが蓄積してきた光学技術を結集しています。光学系にはXR(高屈折率)ガラスの活用と、GM(ガラスモールド非球面)レンズ、複合非球面レンズ、さらに倍率色収差および軸上色収差を低減するLD(異常低分散)レンズ、AD(異常部分分散)レンズ等、多数の特殊硝材を採用。
デジタル一眼レフカメラの特性にも配慮したレンズとして、高解像、高コントラスト、平面性に優れた像面を実現し、さまざまな撮影シーンに対応できます。
3. 最短撮影距離 ズーム全域で0.49m、最大撮影倍率1:3を実現
35ミリ判フルサイズ一眼レフカメラ対応の高倍率ズームではトップクラスの最短撮影距離0.49mをズーム全域で実現しています。また、300mm側での最大撮影倍率も、最高クラスの1:3となります。
4. 徹底したゴースト・フレア対策。インターナル・サーフェイス・コーティングを採用
デジタル一眼レフカメラ特有の、ミラーボックス内の撮像素子の影響による内面反射に対処するため、レンズ面の反射を徹底的に抑えるマルチコートや、インターナル・サーフェイス・コーティング(レンズ貼り合わせ面へのコーティング)を積極的に採用しています。
5. 機構的工夫により、超高倍率ながら軽量・コンパクト設計を実現
各鏡筒部品の役割分担を見直し、小型化を実現しています。その結果、既存製品「AF28-300mm(Model A061)」と比較してVC機構搭載ながら、全長で約17.8㎜・最大径で約5mmのサイズアップに抑えています。
6. 携帯に便利なズームロック機構採用
携帯時の自重落下を防止する「ズームロック機構」を搭載しています。
7. 遮光性に優れた花形フードを標準装備
クリアで抜けの良い描写性能を実現するため、画角外から射し込んでくる有害な光線を画面の四角いフレームに適した効果的な形状でカットする花形フードを、付属品として標準装備しています。
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